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小さな塾にしかできないことがある

 塾は自転車の補助輪に過ぎません。しかも二つある補助輪のうち片一方。もう一方はご家庭です。ご家庭という補助輪に比べたら、塾ははるかにちっちゃな、ちっちゃな補助輪ですが。  

 でも自転車に乗り始めの頃には、補助輪は必要です。後ろからそっと押してあげることも、手を添えてあげることも必要でしょう。ただ一旦、自由に自転車に乗れるようになった者には補助輪は不要です。補助輪がない方がかっこいいし、速く走れます。あとはどんどん練習すればいい。多少転んだってかまいません。転んだ方がうまくなる。失敗をおそれていては決してうまくなれませんから。

 私どもの塾では、自分で勉強する力(自立学習能力)を生徒一人一人につけてもらいたいと思います。自分で本を読み、資料を調べ、探求する。そんな知的好奇心を持ってもらいたいと思っています。そのために必要なものが論理的思考力・情報処理能力・集中力です。個々の教科はそれらを身につけるための手段に過ぎません。これらの能力を身につければ高校に行っても大学に行っても、さらに社会人になってからも自分で勉強することが可能です。いつまでも他人に頼っているわけにはいかないのですから、できるだけ早く補助輪を外し(塾をやめて)、自分で走れるようになること、これが当塾の目標であり、理念であります。     

一応フィンランド製のログハウスです。

教室1


木のぬくもりあふれる教室です。机と椅子も木製です。

教室2

 数年前、木造校舎に関する研究で、鉄筋コンクリートで学習している児童よりも校内でのけがや病気、いじめが少ない(情緒が安定する)という興味深い 報告がありました。そこで近年、全国で、木造校舎・木の机・木の椅子が復活しつつあります。
 当塾でも、できるだけ木のぬくもりの中で勉強してもらいたく、床も壁も天井も机も椅子もみんな天然木です。教室の内側は無塗装です。外側も天然素材の塗料を使用しています。

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